Lockerな日々
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DATE: 2010/08/12(木)   CATEGORY: 不妊治療
アダプト
日本にいる頃は「アダプト」という言葉を知らなかったと思います。

adaptの意味は、「適合する」「合わせる」ですが、こちらでこの言葉を使うと「養子縁組する」意味になります。
在米日本人は「どこどこの夫婦が子供をアダプトした」とよく使います。(こちらで生活すると、よく使う言葉は日本語にせずに英語のまま使うので、来たばかりだと先輩の話がちんぷんかんぷんだったり笑。例:「今度のフィールドトリップでペーパーバッグ使えって~」和訳「今度の遠足で捨てていい入れ物(紙)を使えって~(お弁当にね)」)

これは動物にも使います。シェルターから引き取ったときも「シェルターからアダプトした」
里子、里親という表現より「養子」という意味合いのほうがしっくり来ます。
人間だろうと動物だろうと同じ言葉というのが良いなと思うのは私が動物好きだからでしょうか。

私は不妊治療に踏み切る前に、旦那様に「体外受精をするくらいなら、養子にする」と言ったことがあります。
それだけ体外に進む覚悟がなかったんです。また、その当時は多くの夫婦が考えるように、「治療を始めればすぐ授かる」と考えていたから。

だけど、アメリカで暮らし、アメリカ人の「アダプト」意識の高さと、あまりに一般的な事柄であることに触れ、私も実子とは関係なく「アダプト」に関心が高まっていました。
リサーチが足りないので日本ではどうか分かりませんが、こちらでは実子がいようとアダプトは普通にしています。アダプトが先で、実子が後というケースもあります。

煩雑な手続きを経て運良く家族に出来る子と巡り合えるまでに何年もかかる、ということを知り、「出来るだけ早くに取り掛からないと、実子との年の差が出てしまう」とちょっと焦る気持ちも生まれて来ました。

しかし…アダプトまでの道のりの苦労(金銭面、精神面、手間隙)は不妊治療と同等、果たして実子を授かるための不妊治療と同時進行は可能なのか。

金銭的には不可能です。

しかも、私達夫婦は日本国籍なので、日本人の子供はもちろん、海外からの国際養子だろうと日本政府の取り決めに従って養子縁組の手続きをするため、エージェントの催す講習会、面接への出席、家庭訪問、裁判所、役所への通いなど、とても不妊治療をしながら日本へ通うことは不可能です。(国際養子ならばなおさら、その国にも赴く)

つまり、アメリカにいる以上、はっきりと実子が望めないことがはっきりしない以上、日本に通って養子縁組に専念することは出来ないということです。

色々と経験者の方のブログやエージェントのHPを回っていると、長年の不妊治療を経て、実子が難しいご夫婦が養子縁組を希望されています。
はっきりと実子が望めない理由がない場合は、本当に限界まで治療を続けて心が極限まで砕かれて、そして養子縁組の道へと辿られています。

「卵子提供、代理母の手段で実子を考えないんですか」と裁判所の人に言われた方もおられました。
こんなデリケートな問題を言われてしまうほど、子供を望む子供を授かれないご夫婦は辛い思いをされるんです。

養子縁組には普通養子と特別養子とがあり、ざっと説明しますと、

普通養子
・いわゆる家を継ぐための縁組のように、あくまで養子としての形式。年齢、性別、病歴が選べ、扶養負担も機関が負担するが、実親との縁は残るので、実親に返す場合がある。

特別養子
・実親が権利を手放し、裁判所が認めれば戸籍は「実子」扱いとなる。ただし、産む赤ん坊の性別や遺伝、病気を選べれないように、手渡された赤ん坊はどんな子であれ受け入れる。実子となるので扶養負担は養父母夫婦のもので、自分達の手元に来るまでにかかった費用も全て負担する。

この、特別養子の場合が、私としてはちょっと思うところがあるんですよね。
産まれて来る子が選べないように、確かに渡される子が選べないのは分かる気がするのですが、今まで長く辛い治療を経て、心の底から赤ん坊を望んでいる夫婦に対しての、「赤ん坊を渡して貰える登録権利」の厳しさ。
血の繋がりがない以上、子供の幸せのために(実際、国際養子縁組などはビジネスとして人身売買の問題が起きている)養父母への条件が厳しいのは仕方がないとはいえ、実子を持てない悲しみを背負っている彼等の権利は二の次というのが少々納得行きません。託す養父母を決めるのは赤ん坊の実親です。
特に日本は少子化なのもあり。
育てたいけれども事情があって手放さなければならない実親の悲しみと権利への配慮、それは頭で分かってはいるんですが…。
でも仕方ないのかな。親を求めている子供達のために縁組を取り持つエージェントの方々の行動は素晴らしいものですし。

アメリカにいる以上、養子縁組が難しい私達ですが、実際に当事者になり、色々と見聞き、体験して行けば、もっと違う考えや印象を持って行くのかな。


治療を果てまで続け、極限まで心が砕かれないと、アダプトしてはいけないのだろうか。

ただ、エージェントのHPなどを見ていても思うし、「恵まれないかわいそうな子に手を差し伸べる」という言葉になんだか抵抗がある。

子供のアイデンティティーのために、養父母の母国の子(つまり同じ人種)を養子にするべきだとも言いますが、



縁だという考え方でいいんじゃないんですか?


上から目線ではなく(そりゃ、(まっとうに)育てている以上、親が偉いという考え方は私にはありますが(子供の権利は尊重しますよ))、

互いの縁で一緒にいる、でいいと思う。
かわいそうな子だから、という表現はおかしいと思う。

結果的に実子が授かれなかったご夫婦のことを非難しているのではなく、私自身の考えで「実子が無理だったから養子」ではなく、


実子と、養子、両方、家族にしたいんです。


旦那様も賛同しています。


あ、でも実子だろうと養子だろうと、うちは3人まででっせ~。
(小学生の頃の手首の印で、3人の子供を持つと言われたことがある)


拍手ありがとうございます!

あ、パパンにフランス語講座して貰えた。笑
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