Lockerな日々
漫画の仕事・アメリカ暮らし・犬・フィギュアなどの日常ブログ。
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DATE: 2010/09/06(月)   CATEGORY: 不妊治療
妊婦になる心構え。
アメリカ、イリノイ州は朝晩が冬っぽい冷え込み、やっと涼しくなって来たかなぁ、という所です。

しかし、日中は日差しで家の中が蒸され、2階の仕事部屋でうだる私は、更にトレース台の蛍光灯の熱に追い討ちを掛けられながら絶賛仕事中。

漫画家によって作業工程は人様々ですが、私の場合、「GRIMMS MANGA」1巻製作中、作業効率を上げるために思いついたのが(あれ?姉のアドバイスだったかな??あやふや~)

「絵コンテ(ネーム)をトレースして原稿に下描きする」

でした。

漫画の作品がペン入れされて綺麗になる前は、コピー紙などにおおまかなコマ割りをして台詞を入れ、コケシのキャラクターを配置して、編集担当の方に読んで貰い、OKが出たら原稿に下描きする、というのがセオリーです。

しかし、初めてタッグを組ませて頂いた担当様に解りやすく読んで頂く為、コピー紙の段階からほぼ下描きの状態で仕上げて来た「GRIMMS MANGA」。
コケシだったら直しでも簡単ですが、私の場合、それまでのシナリオ(台本のように台詞だけ)で細かく微調整してしまうので、コピー紙に絵を入れる段階になると、あまり直しが入らないからです。
担当様の想像力の賜物ですね。

なので、下描きのような絵コンテ(ネーム)を更に原稿用紙に同じように描くのは二度手間だったので、トレースすることにしました。

漫画家さんによっては、更にいきなりトレースの段階でペンで描いてしまう方もいます。

まあ、だから、真夏のトレース作業はしんどく、真冬は天国なわけですわ。


…と、前置きが長くなりましたが…。

この記事のカテゴリは「不妊治療」です。
トレースの話題は今度、改めて写真入りで書こうかにゃ。

今回は「妊婦」になるにあたっての私の気持ちを綴りました。
賛否両論あるかもしれませんが、私の個人ブログだからいいよね~。

畳みます。

拍手、ありがとうございます…!!昨日の注射は刺すときから痛かった(涙)から、励みです…!!
結婚してもうすぐ10年です。

その10年の間、子供が欲しいと思ったり思わなかったり。
思わなかったときの気持ちのひとつに、

「私といるより子供が欲しくて、子供ばかり大事にされるかもしれない」
という不安でした。
可愛くない嫁です。orz

自分が子供の頃は、親が全てでした。

そして、子供である私が親の全てだと思っていました。

父と母に守られて然るべきもの。
何をもってしても優先され、大事にされるべきもの。


まあ要するに、「お姫様」気質の可愛くない子供だったわけですね。


しかし、自分が大人になり、今までは親が「大丈夫だ」とばかり口にしていたのに、「無理だ」と口にするようになって来たのを実感し、

自分がいつまでも「お姫様」ではなく、「大人」として親を労わる立場でなければならないと遅まきに気付きました。

また、自分も恋(初恋ね)をし、結婚もし(旦那様は初恋の人じゃないよ)、色んな世界を生きて来て、


「この世で一番大事なのは、パートナーではないのか」


「父は夫として、母は妻として、二人が愛し合っていることが一番大切」

と考えるようになりました。


その上で育まれた新しい命=子供は、二人にとってかけがえのない宝。
だけど、宝は守るべきものであっても、

「夫や妻、それ以上の存在とは簡単には言えない」

のではないかと。


昔、子供の頃に読んだ有名な漫画のラストシーンで、敵から逃げる際に、父親が命を落とし、母親は、閉じようとしている扉の向こうへ娘だけを行かせました。
母を呼んで泣く娘に(娘はパートナーに引き止められている)、母親は息のない父親=夫を抱きしめ、扉が閉まる直前に微笑んで、娘と別れます。

このシーン、子供の私は納得が行きませんでした。

「生きる道があるのに、娘が呼んでるのに、なんで??」

この母親は、長年、夫とも娘とも隔離されていました。


だけど、大人になってからは、母親の行動に納得が行きます。

子供は子供の人生がある。

母親は、夫との人生がある。


私の理想はね、

夫が父親になったときに、

「君(子供)はとても大切だよ。だけど、ママは僕だけの大切な女性だ。君もいつか、ママ(子供の性別によってはパパ)のように、君だけの大切な人を見つけるんだよ」

って言ってくれること。

まるで、かの歌の歌詞だねぇ。(だからあれを聴いたときにガツンと来たサ)


要するに、私が子供を妊娠して妊婦になっても、


「妊婦だから労わる」


というのは嫌なんです。

確かに妊婦さんは労わらなければなりません。
無事に出産するまで、母体も胎児も守られるべきものです。

しかし、胎児のための母体ではなく、「母体も=母親も」です。



なんでこんなことを言うかとね、


長期出張を繰り返している旦那様。

しかし、私が妊娠したら、出張数は減るかもしれないというのです。

それは嬉しいよ?有難いですよ?

だけどね、なんか違う気がする。

「子供が優先で妻は二の次」感が否めない。仕方がない現実だけど。お仕事があるのは有難いことだけど。


大人だから、というのもあるけど、優先度は子供であって然るべきなんだけど、

妊娠しても、私の存在が薄らぐことだけは、ないといいな。



週末なのに出張者の接待と出張の準備で慌しくしている旦那様に、私はアイロンをかけながら「抗リン脂質抗体症候群」の話をしました。

旦那様は移動中、少しだけ立ち止まって、深刻そうな顔をしました。

そして注射が長くて出産まで続くかもしれないという話に、

「…そうか…」

と肩を落としました。


胎児のために必要な注射、だけど、10ヶ月も注射を続ける妻の立場を慮ってくれた旦那様。


子供も大事にして欲しいけど、私もずっと妻として女として大事にしてくれますか、旦那様。


私も、旦那様がこの世で一番大切な男の人だと言いますよ。


でもね、



はっきり言うとね、


一番ってないんだよ。

みんな一番なんだよね。


お父さんもお母さんも、姉も、旦那様側のご家族も、友達も、先輩も、ワンコも、


みんなそれぞれ違う位置で一番なんだよね。


うん。

順位をつけないでくれることが一番なのかもしれない。

アスピリン飲まにゃ。
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