Lockerな日々
漫画の仕事・アメリカ暮らし・犬・フィギュアなどの日常ブログ。
DATE: --/--/--(--)   CATEGORY: スポンサー広告
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
DATE: 2010/11/18(木)   CATEGORY:
シェルターっ子、べに。2
隣の州のシェルターに、旦那様も気に入りそうな、気になる子を発見!
コーギーとペキニーズのハーフで、旦那様が大好きなセント・バーナードを小さくしたような外観。
玩具が大好き(うちのチワワはシェパードが亡くなってから、玩具で遊びません。ときどきひとりで遊ぶのみ)という触書。

ふと、今夏休みでお子様が家にいる先輩(旦那様の会社の同僚の奥様。旅行中、うちのチワワを預かって頂いた)に電話。事情を話して一緒に見に行きませんかとお誘いしました。
OKを頂いて、子供達も一緒にGO!(しかし旦那様に後で、犬を欲しがっている子供達を連れて行くのは良くない、可哀想だと叱られました…)

そのシェルターは今までの所より規模が小さく、少し密閉感があって保護されている犬達もかなり吠えていました。
しかしスタッフが多く、面倒もよく観ているようでした。
しかも見学者が夏休みというのもあって、特に大学生の女の子達が友達同士でよく来ていました。
こちらの大学では、戸建てに数人で住む大学生用の住宅が大学の周りにたくさんあって、犬OKな場合がほとんど。学生時分を犬と、と思うのか、犬の散歩をしている大学生をよく見かけます。

彼らに混じって、お目当ての子の所に行くと、予想よりちょっと大きかったけれど、大人しくて良さげな子でした。
私の条件のひとつに、「周囲が吠えていても吠えず、気持ちが高ぶっても可能な限り声で訴えない」というハードルの高いものがあって、その子は全く吠えません。
引き取られて甘えられるようになってから吠えるようになる子もいますが、まずは最初に吠えるか吠えないかは最重要。
なぜなら、日本に連れ帰ったときにご近所迷惑にならないためです。
甘えられるようになってから吠えるのは、躾が可能だし。

後で会わせて貰うことを決めてから、それでも全部の子を見ようと回っていると…吠えない子の中に、私をヒシと見つめる子がいました。
しかしパッと見、お迎えを考える外観ではなかったので「ああ~、そんな目で見つめないで~涙」と言いながら、先へ。
すると、HPのリストで目にしなかった子に目が留まりました。
まだ保護されたばかりや、健康チェックをしていないなどでリストに載せていない子もいるんです。
コーギーMixと書かれたその子は、外観が私好みの子で、胸がどきゅん!と貫かれました。
旦那様も気に入る感じだったので、スタッフを呼んで、お目当てだった子と、その一目惚れの子を出して欲しいとお願いしました。
すると、お目当ての子は既に飼い主が決まったと言われ…残念。HPでは里親が決定してもリストから削除するのが遅い子もいます。
それで、一目惚れの子を出して貰いました。

名前はベアー、気骨のありそうな顔つきの男の子です。

先輩の娘さんを見たスタッフが、「この子は何歳?」と聞くので、先輩が8歳だと答えると、「なら大丈夫、5歳以下は駄目だよ」。
ワンコの中には、「NO KIDS」「NO CAT」「NO DOG」など、それぞれが駄目な子は注意書きがあります。
ベアーも、元気が良すぎるのか、5歳以下の小さな子は引き倒す危険性があるらしかったのです。(場合によっては、子供が耳やしっぽを掴んで噛み付く子もいるので、その注意の場合もあります)

個室に一緒に入れて貰い、しばらくベアーと触れ合いました。
コーギーの特徴か、抜け毛が恐ろしくハンパなかったのですが、どこを触っても気にしないし、子供達にも挨拶するし、何より、スタッフが出ていった扉をずっと見つめていて、扉から出ようとジャンプジャンプ。
その一途な性格を気に入って、スタッフに「他の犬とはケンカをしませんか?うちにはチワワがいるんです」と言うと、「24時間、あなたのためにこの子をホールドしておくから、明日連れて来てみて」。

それで、シェルターを出るとき、先輩から「明日はもしかしたらあの子を引き取るかもしれないから、英語が堪能な娘さんがいる○○さんに同行して貰えるように頼んでみたら」と言われ、最近赴任して来たばかりのもうひとりの先輩に電話。
OKを頂いたので、翌日、チワワも連れて先輩とその娘さんふたりと再びシェルターへ。(片道1時間半…)その先輩も、日本からラブを連れて来ています。なので全員シェルターからの保護に興味を抱いて快く同行してくださいました。(話を聞いたご主人も行きたいと言っていたそうです)

スタッフとドッグ・トレーナーとが、うちのチワワとベアーとを、広めの個室で挨拶させてくれました。(飼い主は声を出さずに隅で見守ることと言われて、みんなで固まって見守りました)
ベアーはチワワのおケツをくんくんして、噛み付くこともせず遊びに誘うでもなく。チワワはビビリション…。そういう子です…。どんな相手にもビビルので、要は相手が優しければOK!あとは時間が解決!(実際、帰国した先輩のケアーン・テリアには最初は逃げ回っていたけれど、最終的には一緒に遊んでいました)

「どう?」と言われて、私は「ベアーをお願いします」

オフィスにて譲渡契約書を交わすことになりました。
娘さんの力を借りて、項目に書き込んで行きます。飼い主の心得を理解しているかどうかの質疑応答と、里親の環境などについてでした。
すると、「庭にフェンスがあるか」という覧に、「NO」と書いた瞬間、スタッフが「Oh, No!」という様子でがっくりとしてみせました。
全員で「???ええ、フェンスが必要なんですか!??」
するとスタッフは、ベアーのデータの紙を見せて「ほら、ここに書いてあるでしょう!必須条件に「庭にフェンス」」
指差すところは、確かに私も最初に目を通した所ですが、「fence」の文字が汚くて(失礼)読めず、てっきり「広い庭」だと思い込んでいました。
「里子の子を庭で放し飼いにはしませんよ、家の外ではリードを外しません!庭でもロングリードです。或いは、簡易のフェンスでは駄目ですか」と私が言うと、スタッフは「駄目です。庭全体を囲って、家と繋がっているフェンスでなければ。なぜなら、ベアーは自分で家の扉や窓の鍵を開けて、外に出てしまう性癖があるからです。庭に出たベアーが逃げられないフェンスがない限り、この子を引き取るのは諦めてください」

…だったら、昨日の時点でそう言えー!!!怒
そこにいる全員の怒りの声(注:日本語)。

アメリカ人は、個人の個性と自由を尊重します。問題が起きても問題がないように、対策を講じるお国柄。→庭のフェンスを作る

ドイツ人は、社会で上手に生きて行けるように、問題が起きないように最初から対策を考えるお国柄。→扉を開けて出る癖を矯正

私は…ドイツ式の人間だい…。

うちは借家で、長くても3年半経ったら引越します。そうしたら、莫大な金額で作ったフェンスも取り壊して退去せねばなりません。
そもそも、引越しが続く私達の所にベアーを里子に出すのはシェルターも許さないかもしれません。

考え方の差異があるとはいえ、シェルターが真剣に里子のことを考えている姿勢には納得と感動をしつつ、泣く泣く、ベアーを諦めました。

先輩達がまだ犬達の所に入っていなかったので、チワワを車に戻して、犬達のエリアに入りました。
すると、昨日はまだデータが入っていた柵の前の紙に「ホールド」の紙が入っている子達ばかり。なんて回転が速いんだ!とびっくりしました。
しかも、空いている柵の中に、アニマルコントロール(動物専門警察)が連れて来たワンコを今まさに入れていました。

引き取り額が他のシェルターに比べて安いせいなのかもしれません。だから大学生の引き取りが多いのかも。(実際、その日も行ってすぐに大学生の集団が引き取って行きました)

先輩と娘さん達が犬達を見て回る中、私も名残惜しさと悔しさと、連日続いたショックに打ちひしがれて、未練がましく回ってみました。

すると、やはり、ヒシと視線が私に向いています。
前日の視線と同じで、確かに前日から気になっていたその視線の元へ、私もしっかりと足を向けました。

その子はベアーより大きめで、垂れ耳で、麻呂がかわいいブラックタンのマーキングの毛色、胸と足先は白くて、ミニチュア・ピンシャーのMIXのように見えました。

続く。


拍手ありがとうございます!
関連記事
Copyright © Lockerな日々. all rights reserved. template by レトロメカニカ. FC2BLOG page top
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。